日別アーカイブ: 2012年10月10日

一歩ずつ

朝、お仏壇にごはんをお供えするように息子に頼むと、チーンと鳴らしながら

「ほとけさま、おなかすいた?」と聞いていました。

お水をお供えするように頼むと、

「ほとけさま、のどかわいた?」と聞いていました。

のどかな一日の始まりでした。

 

今日は幼稚園の開放事業に子供たちを連れて行きました。

一通り自由に遊んだあと、毎回出席が取られます。

ひとりひとり名前が呼ばれ、手を挙げて返事をします。

毎回十数人の参加者がありますが、息子は一人だけ、いつも返事をしません。

呼ばれると、背中を向けて仏頂面をしています。

家では「おへんじやろ」とノリノリで練習をしていて、

「かとうよしおくーん」「はーい」と自作自演しているのですが

(ちなみにかとうよしおくんは息子の名前ではなく、実在の人物でもありません。誰?)

その場に行くとお返事をせずに帰ってくる・・・ということがかれこれ4か月、続いていました。

しかしきょうは名前を呼ばれると、手を挙げて小さい声で「はーい」と言いました。

次に妹が呼ばれると、手を持って挙げてやっていました。

やったね!と言うと、自分でもとてもうれしそうでした。

 

外遊びでも、今までできなかったロープを横に伝って滑り台に移って滑る、ということが初めてできて、繰り返しやっていました。

見守ってくださっていた先生が、「アドバイスをしたら、ハイッハイッって返事をしてくれて、とっても気持ちがよかったです」と言ってくださいました。

「ハイッ」は得意です。最初に覚えた言葉は「ハイ」でしたから。

ちなみに娘は、外遊びの時間中、ずーーーーーと一人で、バケツに小さなスコップで土をすくって入れつづけ、終わるころには山盛りになっていました。

この根気というか、自分の世界があるところも、とても好きです。

 

私の交遊関係が年配の人ばかりのせいか、息子はある程度の年の人にはすぐなつくものの、幼稚園の若い先生に今ひとつ慣れず、70代の園長先生以外とほとんど口をききませんでしたが、今日はその幼稚園で、たぶん園長先生の次に年配と思われる先生に親しく話しかけていました。

その辺の、子供の見極めの確かさに、少し笑ってしまいます。

一歩ずつ、進んでいると感じた日でした。