日別アーカイブ: 2012年1月27日

どいて、どいて

普段から心がけてはいますが、特に子供に対してはよき言葉を使い、悪い言葉を使わないようにしています。

特に注意深く扱う言葉のひとつは「死ぬ」「殺す」

先日は、神話の「おろちたいじ」の絵本を読んでやっていて、少々悩みました。

スサノオノミコトが、出雲の国でヤマタノオロチを退治する話です。

挿絵では、スサノオノミコトが大蛇に剣を刺している様子が描かれています。

この絵を見る度に、息子が「大変大変!」という調子で「イタイイタイ!」と言います。

どうやって状況を説明するべきか。

悪いものは痛めつけられてもよい、と思われるのは本意でなく、うまい説明が思いつかないのでとりあえず「そうだね、痛いね」と答えることにしています。

 

最近では、朝の子供むけの英語の番組で、歯磨きをテーマにした曲が流れています。

ちょっとワルそうな顔をした虫歯菌が出てくると、必ず息子が「だれ?」と言います。

そうして、歯ブラシによってその虫歯菌がやっつけられてしまうと、また「イタイイタイ!」というのです。

 

歯磨きはした方がいいに決まっていますが、よけいな恐れを子供の心に抱かせたくはなく、「甘いものを食べて歯磨きをしないと、虫歯菌が歯を痛くしちゃうんだよ。歯医者さんに行くと、痛い思いをするんだよ」というようなことを言いたくないと思っています。

恐怖心を持たないことの大切さは、予防接種のときによく感じます。

我が家の子供は注射を怖がりません。息子は泣いたことはほとんどなく、娘は何度かギャンギャンと泣いても、診察室を出た直後に泣き止んでいました。

それは、注射が痛いものだと伝えたことがなく、私も痛いと思わないようにして、子供に受けさせるからではないかーと思っています。

歯磨きも、「痛くなるからする」と思われたくないわけです。

それでいて、大切さを伝えるのはなかなか難しいのですが・・・「神様からもらった歯だから大切にしないといけないんだよ」と話しています。

 

そんなわけで「死ぬ」とか「殺す」とかいう言葉をできるだけ使わず、恐怖心も抱かせないようにして、虫歯を説明するにはどうするか。

そもそも、虫歯ってなんなんだ?ブラッシングすると、口腔常在菌はどうなるんだ?と調べてみたりして、また刻々と時間が過ぎゆくいつものパターン。

とりあえず、「歯には虫歯菌さんがいるからね、歯ブラシでどいてどいて!ってやるんだよ」と簡単に説明しています。

そのため、最近は、この音楽が流れると、息子が「どいてどいて!!」と言って、歯ブラシを取りに来ます。

この件の是非はともかく、言葉には注意深くありたいと思っています。