きょうは生長の家の新潟北越教区講習会でした。
講習会というのは、生長の家の教義を一通り学べる場で、総裁谷口雅宣先生、白鳩会総裁谷口純子先生による講話を聴くことができます。
二年に一度の開催。今年は新潟市の新潟県民会館が会場でした。
ところで今日10月13日は、会場の県民会館のすぐお隣で、新潟シティマラソンが開かれる日でもありました。
国の重要文化財「萬代橋」を通り、信濃川や日本海を見ながら走るという人気の大会でもあります。
交通規制があることはもちろん、参加者や関係者の車で、周辺の駐車場が朝からいっぱいになる見込み。
というので、講習会の参加者には極力自家用車を使わず、専用バスやJRを使うようお願いしてきました。
そこから徒歩で15-20分くらいでしょうか、新潟教化部の近くに駐車場を確保し、自家用車で参加せざるをえない方にはそちらに停めていただくようお願いしました。そこと近くの白山駅と会場との間には、15分おきにシャトルバスが走っていました。
新潟はどちらかというと、車を一人一台持っているような地域ですから、それだったら不便だから行かない・・・という反応も私は予想していましたが、少なくとも私がお声がけした方々や見聞きした身近な方は、快く、「ではJRで行きます」とか「バスを使います」と言って下さいました。もちろん、専用バスの走らない地域に住み、電車では乗り継ぎが多く、高齢で心許ない・・・などといった事情で見送った方もおられたかもしれません。
わが家も、子供が小さいので普段は荷物もたくさん乗り、すぐに眠れる、休めるということで、移動は車中心です。
前回の講習会も迷わず車で、少し離れた地域のお年寄りをお連れしました。
ですが、今回は、私は運営の係の仕事があったので先にほかの方の車に乗り合って会場へ行き(送ってくださった方は駐車されずにほかへ)、主人が子供たちを連れて、専用バスで来てくれることになりました。
子供の荷物はずいぶん少なくてすむようになったとはいえ、4歳と2歳。
着がえやおやつなども入れると、大きな袋はパンパンでした。子供は早起きで眠く、バスで小競り合いもしていたそうです。引率してきてくれた夫に感謝です。
15時までの講習会の間、親子室で過ごして、今度は私も一緒に専用バスで帰ってきました。
専用バスはいろいろな地域に走っているので、帰りのバスに乗るまで待ち時間もありました。荷物もかなり抑制しました。ここのところ冷え込んできたので、外で待つのは少し寒く感じました。それでも、子供、特に息子は、いろいろなバスがロータリーに入ってくるのを、とても楽しんで興味深く見ていました。娘もたのしかったねーと言って寝ました。
私が一緒に乗ったのは片道だけですが、思ったより不便を感じなかったというのが率直な感想です。
何が言いたいかというと。
このバス利用ということは、生長の家講習会というひとつの行事にとどまらず、持続可能な社会のためのライフスタイルを考える上でよいきっかけになりました。
「自家用車は使えない」という条件にでもならないと、なかなか公共交通機関を使おうとはならないからです。
生長の家では温暖化抑制のため、低炭素な生活を呼びかけています。それは時代の要請でもあります。
ちょっと自家用車をやめて公共交通機関やそれに類するものを使ってみると、意外とできる。
子供がバスを楽しんでくれる、運転しないので体が楽など、よい点にも目を向けられる。
そんな感想を持ちました。
低炭素のライフスタイルに変えていくということは、単に我慢することではなく、別のやり方を試してみて、そこに喜びを見出すことだと思いました。
講習会の中身も雰囲気も素晴らしかったのですが、今回はバスに乗って参加したことが、とても楽しく、大きな収穫でした。