一昨日のことです。
主人が風邪気味なので、夕方、代わりにお客さんのところへ届け物に行きました。
子供二人もやはり風邪を引いていますが、こちらは元気をもて余し気味なので連れて行きました。
1箇所目。
書類を渡して帰ろうとして振り返ると、別の窓口のおねえさんたちが一斉に子供たちに手を振ってくれていました。
2箇所目。
今度は息子が、玄関から窓口までわずかな距離ですが、書類を持ってくれました。「パパのおきゃくさんだよね!こんにちはっていうね」と張り切っていました。娘は、くかーという感じで熟睡していたので、抱いて行きました。
用事を終えて車に乗ると、息子は「またいこうね。たのしかったね」と何度も言っていました。
おとなの世界をのぞき、ちょっと背伸びした気分になったのかもしれません。
息子はきょうはどこにも行かず、退屈しきっていたのですが、珍しい体験にとても満足した様子でした。
父親の仕事の手伝いをするというのは、普通はなかなかできないと思います。
そもそも、我が家の場合、決まった時間にスーツを着て出かけることはなく、子供より遅い時間に起き出してきて(夜が遅いからですが)一日中パソコンの前に座っているので、子供にとっては父親の仕事がイメージしにくいかもしれません。
またお手伝いについても、時々、プリンターから出力された紙を息子が運んでくれますが、むしろ「仕事場に入らない」ことがお手伝い、みたいなフシもあります。
だからこそ、息子にとっては父親の仕事の世界をほんの少しのぞき、お手伝いができた貴重な体験だったと思います。