カテゴリー別アーカイブ: 新潟

「御坊市」へ行く

新潟・三条市の真宗大谷派(東本願寺)の三条別院で行われた「御坊市(ごぼういち)」へ行きました。

いろいろな人にお寺に足を運んでもらおうという若いお坊さん×新潟のさまざまなお店の企画で、本堂に雑貨や食べ物のお店が並ぶというもの。

マクロビスイーツや天然酵母のパン、フェアトレード商品など、特徴あるお店が多くありました。

子供たちはおもちゃで遊べるキッズコーナーに一目散で、主人がみてくれていたので、久しぶりに雑貨などをじっくり見ることができました。

こういうのはやっぱり「類は類を呼ぶ」なのか、環境意識の高いお店が多いように思いました。

面白いイベントは人のつながりで生まれることが多いので、確かにネットワークがあることを感じました。

天然酵母、自然食品、マクロビ、フェアトレード、古道具。

これらは厳密にはベクトルが違うものですが、お互いに何か響きあうものがある人たちが出会っているという感じがします。

近距離に限って「カーボンフリーな自転車で配達する」コーヒー店、リサイクルに配慮していると思われる容器の使用など、こだわりを感じる店舗が多くありました。

三条別院は別名「ごぼうさま」と呼ばれることから「御坊市」という名がついたそうです。

テレビ等の告知もあったからでしょうが、家族連れ等でとてもにぎわっていました。

 

 


笹だんご

数日前に、ご近所のおばあちゃんに手作りの笹団子をいただきました。

新潟ではこの時期、家庭で笹団子をよく手作りします。

結婚前、当時私が住んでいた札幌に夫が笹団子をさげてきて、そのおいしさに「新潟いいかも!」と思ったものです。

ちなみに笹はむきながら食べるものだそうですが、私はしっかりむいて皿におだんごを乗せて食べていて、あとで夫に「その食べ方はやってはいけない~!」と注意されました。

夫の亡くなった祖母は料理自慢で、笹団子も作っていたと聞き、私も結婚してから一度挑戦したことがありますが、「笹団子の粉」を買ってきて、しかも途中で省略してただの草餅になってしまったという。

しかし新潟に嫁いできたからには、季節に笹団子を手作りするようにはなりたいと常々思っています。

 

昨日もこのおばあちゃんと立ち話をしましたが、この笹団子、大変手がこんでいます。

あんが小豆を茹でるところからなのは当然ですが、笹もよもぎもつんできたものを使用。

おばあちゃんいわく、笹は6月ごろのものがちょうどよく、本来は新潟の節句は旧暦で祝っていたとのこと。

今回も昨年つんで、あらって、乾かして・・・・(その他いろいろ聞きましたが忘れました)保存しておいた笹を使ったということでした。

お子さんやお孫さんなど10軒ほどに毎年手作りして送っていると言います。

 

たいていのことは(品質はともかく)ネットや本を見ればそれらしくできるのではないかと思っていましたが、これはぜひ習いたい、習わないと絶対わからないと思いました。

おばあちゃんが快く、「生きている間に教えてあげるよ」と言ってくれたので、ぜひ教えを乞いたいと思っています。

 

 


富山へ

しばらくブログを更新できずにいました。

 

先週の土曜日、14日に、仕事で富山へ行ってきました。

土曜日だったので、取材の間、主人が子供たちを遊ばせて待っていてくれました。

あいにくの雨でしたが、息子は路面電車に大興奮だったようです。

1歳の娘はまだ外の景色を楽しむところまでいかないようで、「なによー、さいてー、つまんないー」というような顔をして黙りこくっていましたが、二人ともよくがんばってくれました。

我が家は私の実家に帰省するときに、1000キロを車で走るので、東京の5時間、富山の3時間余りのドライブは、まだ余裕がある感じです。

 

ところで富山は叔母の出身地です。

昨日で父の末の弟である叔父が亡くなって15年が過ぎ、私自身は叔母とは疎遠になっていますが、

いつも生真面目だった叔母のことを懐かしく思い出しました。

叔母が長時間かけて里帰りをする話を聞いて、雪がたくさん降る未知の国のように感じて、あこがれを抱いていた富山。

そのお隣の新潟県に今住んでいる奇縁を思いました。


春めいて

新潟も春めいてきました。

この季節、福島県境の残雪の山々を見るのがとても好きです。

神を感じる風景なのです。

雪解け具合のせいでしょうか、日々表情を変える山々を見ると、大きな宝物を手にしているような気持ちになります。

 

「山笑う」という俳句の春の季語があります。

厳密に春の山の明るさを表す言葉として考えると、まだ笑っていないのかもしれず、新潟で山が笑うのは

むしろ初夏かもしれません。

でも生命すべてが歓喜し、笑っているかのように感じる春の一日でした。

 

 


コミタクのこと

先日、2歳の息子とバスに乗りました。

彼はバスが好きで、バス停を通る度に「ばすていあった。ばすのる」と言うので

以前から約束していました。

大喜びする息子とバスに乗って、子供の頃、自宅の前にバス停があったことを思い出しました。

 

私の実家の屋号は、このバス停の名前と同じで、近所の人も通称で呼んでいる時代がありました。

そのバス停も幼稚園ぐらいのときに廃止になり、がっかりした記憶があります。

歩いて20分超ほどのバス停が最寄になりました。

実家よりもまだ奥の方に集落が広がっていますから、一番遠い人はバス停まで歩くのに1時間近くかかることになりました。

そんな事情もあってか、実家のある町内では高齢になっても自家用車を乗り回す人が多いように思います。

 

私の父は2008年から、コミュニティタクシーの運営に携わっています。

マイカーに頼り過ぎない町づくりを目指した行政の交通政策の一環で、市内のいくつかの地区で行われ、それぞれの地区が運営主体となっています。

コミュニティタクシー、通称コミタクは、地区から基幹交通、つまりバス停やJRの駅などまでをジャンボタクシーで結んでいます。

温暖化防止や高齢者などが車を手放しても不自由でない街づくりといった狙いでしょうか。

料金は一律200円、小学生と70歳以上は100円と手ごろです。

離れた地域への「りんご狩り」など、コミュニティタクシーと路線バス・JRを乗り継いで行くお出かけイベントも

実施して利用促進を図っています。

 

どこでもバスの路線が通っていれば、それはそれでありがたいですが、現実には、自治体財政の悪化などで住民の足の確保に頭を悩ませているようです。バスの運営を完全に民間に渡してしまえば、当然需要の少ない地域の路線は削られていくわけで、そういった地域の人々の足をいかに守るかーそう考えたときに、コミュニティタクシーは有効な手段だと思います。

もっとも需要予測を立てて、それに合わせたダイヤを作ったり、ある程度の利用者を確保しなければならなかったり、運営する方は大変なのだと思いますがー。

ちなみに私の実家からJRの駅までは私の足で徒歩30分ほど。一番近いスーパーも徒歩20分超ですが、いずれもこのコミュニティタクシーで行くことができます。

地元のコミタクが愛され、長く運行されることを祈っています。

 

今、住んでいる町は、選挙など機会あるごとに、主要駅の整備が取りざたされ、

候補者が駅をこんな風に整備します、あんなことします、こんなことします、としきりに言います。

バリアフリー化などは多くの人が利用できるようになるので必要で、してほしいとも思っていますが、

問題はハコではないわけで。

どれだけ立派な駅だって、駅まで行くのが不便だったらだれも使わないわけです。

だから将来に負の遺産を残して(借金ですね)ハコの整備に懸命になるよりも、駅へと結ぶ交通の整備の方が必要だと思いますよ、と以前、機会があったときに議員の方にお話ししたこともありますが、ぽかーん、という感じでした~。


町屋の人形さまめぐり

きょうは荒天でしたが、村上市で開催中の「町屋の人形さまめぐり」に行きました。

城下町の村上の町屋には、家々に代々引き継がれているひな人形や五月人形があります。

4月3日まで旧町人町一帯の76軒に、江戸から平成までの人形4000体が展示され、無料で開放されています。

展示されているのはほとんどの店舗なのですが、いわゆるお店部分だけでなく、バックヤードというか、仏壇などが置いてあるプライベート部分に置いた人形を公開してくださっているところも。

 

「江戸時代にお殿様のおかかえの商人として姫路から村上に来た際に持ってきたお雛様」など。

古い人形がたくさんです。

 

子ども連れで、天気もよくなかったので、3軒ほど駆け足で見て車に向かう途中にあられが降り始め、子供を抱えて走り、車の中で、買ってきた「笹むすび」を食べました。

でもそれも面白かったです。

多くの家々に、大切にこんな人形が受け継がれている城下町村上。

味わい深い町です。


雪とともに

大雪が続いています。

庭一面に、高さ一メートル半ほどの雪の丘をつくり、そこに除雪した雪を積んでいますが、だんだんいっぱいになってきました。

道路は両側に雪が積まれて道幅が狭くなり、天候によっては路面の状況も悪いので、車で出かける機会がぐっと減りました。

いただいた野菜が庭先の土の中にいけてあり、小さなスーパーも近くにあるので、そこですませています。

雑貨などは種類も少なく割高なのですが、買い物の量自体が減っているので、全体としてみると問題ありません。

幸いお米はたくさんあって、電気も水も途絶えることもなく、温かい暮らしができる。

絶対に買わなければ生活できないものなど、ほとんどないのだと気づかされます。

 

少し前の新聞に、80年代の大雪で、新潟県のある地域の道路が寸断されたときのことが書かれていました。

陸の孤島となったその地域に、記者らが駆けつけると、その地域の方々は半ばきょとんとされていたそうです。

土にいけてある野菜など、当面の食糧は確保されていて、暖を取るのは薪。

そんなに大変なことではない、という意味のことをその地域の人たちはおっしゃったそうです。

雪は降るものとして、それでも困らないように、生活に知恵が満ちていたのだと思います。

 

新潟ではそう雪が多くない地域である下越と当時の豪雪地帯を比べるべくはありませんが、それでも自然に合わせた知恵を編み出していくという姿勢には学びます。

豪雪地帯の高齢の世帯の方々が置かれている状況は本当に深刻で、軽々なことは言えませんが、際限なく降ってくる雪に恨み節を唱える気には、なりません。

自然に合わせた暮らしをやわらかく探していきたいと思います。

 

 

 

 


栃尾の油揚げ

新潟・長岡市栃尾(とちお)の名物に「油揚げ」があります。

厚さが約3センチあり、生揚げかと思ってしまうような油揚げ。

二度揚げされているのが特徴といいます。

一般的な油揚げよりややお高いですが、新潟のスーパーでは普通に売っています。

私は贈答用によく利用しています。

 

きょうは賞味期限が迫っているものがお安くなっていたので買いました。

栃尾の油揚げは焼いてしょうが醤油+ねぎなどシンプルな食べ方がお勧めですが、今回は卵でとじました。

栃尾の油揚げのお店のひとつが、以前、HPで「かつ丼風」と紹介していたのを思い出してのことです。

玉ねぎを炒め、切った油揚げと一緒にだし醤油で煮て、卵でとじています。

ボリュームたっぷりでした。

あ、油揚げが見えへんかった・・・

酒、米、そば、そしてこの油揚げ。

新潟の名物はいずれも、美しい水があってこそのものだと思います。

 

 


山もち

山もちというと、妙高の炭焼き小屋に由来するもので、ごはんをつぶし、くるみみそを塗ってまた焼いて・・というものだと認識していました。

「にいがたのおかず」に、それとは別に村上・朝日地域の「山もち」として別の料理が出ていたので作ってみました。

ごはんをつぶして丸めた山もちは冷水につけておきます。

汁は簡単にいうと、きのこのたっぷり入った味噌汁のような感じです。

山もちに汁をかけて、いくらを乗せ、くるみのすり流しをかける、といった料理です。

正直なところ、味はどうかなあ、と、思いながらでしたが、思いのほか、みそ+いくらの塩気+くるみのすり流しがよい取り合わせでした。

 

新潟にはくるみの料理が多いのに、国産の和ぐるみが最近少ないのかあまり見かけない、とこの欄を含め、あちらこちらで言っていたら、知人が鬼ぐるみをくださいました。

半分に割って売っているものでした。

すり流し、というのは、枝豆やぎんなんなどいろいろな料理に使われる技法です。

今回の場合は、くるみをすりつぶして、だしでのばしています。

鬼ぐるみは、西洋のくるみに比べ、中身が細長いのか、割って取り出すと、大きな塊にはなりにくいです。貴重な脂肪分であるくるみを余すところなくいただくのに、このすり流しという技法は理にかなっているな、と作りながら思いました。

とてもこってりとしていて、この山の恵みをごちそうとして求めている動物が、自然界にもきっとたくさんいるのだろうと、想像しながらありがたくいただきました。

 

 


環境配慮型イベントへー雑煮合戦

新潟県新発田市で行われた「城下町しばた全国雑煮合戦」に初めて行きました。

全国各地の雑煮が出店され、来場者の投票によって一位を決めるイベントです。

都合や事情もありますが、このイベントに今まで私の足が向きにくかったのは、会場の近くに大規模な駐車場がなく、離れた場所からシャトルバスで移動する方式だったことが一因でした。

最近になって、それは渋滞緩和だけでなく、CO2削減を意識したものであることを知り、認識不足を恥ずかしく思いました。

 

今回は41店舗が出店。郷土色のある雑煮のほか、カレー味、チョコ味など多種多様でした。

手植えの親子体験イベントを開き、収穫した米を地元の工場に加工してもらって作ったお餅を使っているといいます。

私たちは、地元新発田のお店が作った鯛だしのお雑煮=写真=、佐渡産の寒ブリのお雑煮、オムレツの入った洋風雑煮を食べてみました。

いずれもとてもおいしかったです。

 

このイベントは環境配慮型を目指しています。容器は使用後、内側のフィルムをはがして、会場内の「リサイクルステーション」に持っていって分別することになっていて、90%以上リサイクルされ、ごみ発生量は30分の1になるということでした。

運用上の課題はあると感じられましたが、とてもたくさんの人を呼べるこうした楽しいイベントが環境配慮型を目指していることを、とても心強く思いました。