暑さがぶり返しているせいか、娘の食が進みません。
果物や飲み物ばかりに手を出して、おにぎりを出すと、わー!と喜んで、のりをはがして食べてエプロンを外し、ごちそうさま。
娘の嗜好から考えて、たぶんふりかけなどかければよく食べると思ったのですが、ふりかけを投入して、白ごはんを食べなくなった例をよく見聞きするのでずっと躊躇していました。
加えて、主人は米どころの人の特徴なのか、白飯をこよなく愛してるうえ、しかもふりかけは塩分の取りすぎにつながりかねないといって、ふりかけ許すまじという雰囲気を漂わせています(気のせいかもしれませんが)。
そんなわけで、ふりかけ投入を見送っていました。
しかし、朝昼と続けてほとんどごはんに手をつけない娘に業を煮やし、立ち寄り先のドラッグストアでふりかけ売り場に足を運びました。
「無添加」と大きく書いてある、少しだけお値段の張るふりかけを手に取ってみましたがーーー
パッケージの裏を見てみると、あれあれいろんなものが入っているもよう。
何を持って無添加なのか?何か定義があるのでしょうが、追求するのはやめにして、買うのもやめました。
もともと、そんなに添加物に神経質な方では全くありません。
今の時代、添加物を完全に避けて生きようというのはもはや無理に近いものがあり、食べるものは自分で作らない限りほとんどなくなります。それなりに受け入れて、その範囲で生きていけばいいんじゃないかとずっと思っていました。
がーー。最近は、いろいろな添加物が列挙されている食べ物を見ると、すごく無理がある感じがして、そんなにたくさんの種類のものを食べなくても、どうにか手作りできるものを中心にシンプルな食事を心がけようかと思い直しています。
数日前には、スーパーで安売りされていた鮭フレークに心が動きましたが、こちらもやはり裏書を見るといろいろ。
おにぎりの具やちらしの上乗せなどに使えるかな、と思ったのですが、これなら、おいしい新物の秋鮭を買って満足して食べて、あとはなしでいいかな、と思いました。
今回も売り場には行きましたが、ふりかけくらいなら、冷凍庫にたまっているだしがらのこんぶやかつおぶしにひじきを出して作ろう、と思い直した次第。
かつおぶしだけ解凍し、水分を飛ばして酒・しょうゆ・みりん・てんさい糖で味付け。
ひじきは戻して、さっと茹で上げ、一緒に加えました。
ごまを多めに振ると、何とか子供の好きそうな甘目のお味に。
ごはんに混ぜておにぎりで出してみると、果たして正解で、娘が全部食べてくれました。
たかだか100円少々出せば買えるふりかけ類ですが、ささやかな勝利感に浸っています。
あんまり、見た目美しくありませんがーこんな感じでした。