先日、実家の父がタケノコと一緒に、ぬれ布巾に包み、チャック式のビニル袋に入れて山椒を送ってくれました。
実はタケノコを送ってくれると聞いたときに、催促したのです。
新潟では、サンショウは育ちにくいのか、ほとんど見かけず、お店で見たこともありません。
実家でサンショウの木のある場所には蜘蛛の巣が張っていて、近くのトイレの臭いもし、子供のころは「サンショウを採ってきて」と言われるのがとても嫌でした。
それが今では自分の中で、ふるさとの代名詞のひとつのようになっています。
木の芽和えも一度は作ったのですが、まだまだあったので、木の芽味噌を作りました。
砂糖を入れるレシピが多いようですが、酒とみりんだけ使います。
白味噌と酒とみりんをつやが出るまで火にかけて練り、冷ましたあとで、すり鉢でつぶした山椒と和えました。
この季節は新じゃがにもつけていただこうと思います。
作っている間に、台所がサンショウの香りでいっぱいになりました。