悩みや問題を抱えた人を受け入れる「森のイスキア」を青森県で主宰する福祉活動家、佐藤初女(はつめ)さんの講演会に行きました。
かねてよりお話を伺ってみたく、楽しみにしていました。
開場時刻に行ったにも関わらず満席で、廊下のモニターで視聴したのですが、おむすびの作り方の実演もあり、とても素晴らしかったです。
御歳90歳を越えられていますが、「健康で社会のために尽くしていきましょう」という結びのことばに感動しました。
この世代の方々には、日本人の生き方を教わる思いがします。
以下、私のノートのメモから一部。。。
▽食材のいのちをいただいて元気に生きている。 食べることが当たり前になってないか
▽おいしくなければ栄養にならない。おいしく感じることによって 生きる力が出てくる。どうすればおいしくなるか。魚や野菜がのぞむように、生かされるように、喜ぶようにする。大地に生かされていた緑が熱湯でゆであがるとき、いっそう鮮やかに輝く。これはおいしい。
▽食べたとき野菜でなくなる。いのちとして生かされる。野菜でなく生涯(自分と)一緒のいのちとなって生かされる
▽調理は生きる姿そのもの。せわしい生き方をしていればおいしくはできていない。
▽喜んで食べることによって家庭が円満になる。家庭が円満になれば社会もよくなる
▽手というものが一番味をつくる。手がおいしいかおいしくないか判断してくれる。
おむすびの実演では、手元をアップにしていただいて、よくわかりました。
前にご著書で読んだこともあるのですが、映像で見てみると、それだけでは分からなかったことがいくつかありました。
握る時間がものすごく少ないんですね。ものの・・・5,6秒という感覚でしょうか。
そのあとのりをつけたあとで、比較的しっかり力を込める感じがしました。
なかなか上手にならない私のおにぎりですが。。。家に帰って決意を込めて握ってみました。
よい日になりました。