先日、木曜日に自宅で行った母親教室の際にお出ししたごはん。
高野豆腐、干ししいたけ、にんじんのちらし寿司というか混ぜごはん。
酢飯を作ったあと、煮含めた高野豆腐、干ししいたけ、にんじんを混ぜます。
高野豆腐はフードプロセッサーでぱらぱらにしたもの。
豆腐のおつゆ。
きゅうりの少なさをひじきで補った酢の物。
酢の物は砂糖の代わりにはちみつを使用。味がまあるくなりました。
3品とも子どもも好きなメニューです。
子供たちのお手伝いが進化しています。
まず皿洗いは、重いものを除き、全部息子に任せられるようになりました。
最初は(EM石けんで洗っているのですが)、泡や汚れが残っていたり、水をじゃーじゃーと流しっぱなしだったり、やってもらうのを見ている方がなかなか辛い状況でした。
子供が慣れてからは、見ないことにして、洗濯物を畳んだり、掃除をしたり、別のことをしているようにしました。
だいたい、息子は心得てきたようで、上半身がほとんどずぶ濡れにはなりますが、きれいに洗ってくれています。
先日母親教室で巻き寿司を作ったときには息子は幼稚園でしたので、「作りたかったーーーー」と延々言っていました。
少し材料が残っていたこともあって、翌日の夕飯にまた巻き寿司を作りました。
子供二人の張り切りようと言ったら。。。本当に筆舌尽くしがたいものがあります。
えいっと巻くときと、最後に形を整えるとき、ちょっと手を貸しましたが、かなり上等な出来。
あらゆることで私を追い抜いていくのも、すぐ、かもしれません。
きょうは自宅で母親教室でした。
肉食を避けた方がよい理由について、講師の先生からお話していただき、その後、巻き寿司を作りました。
わが家も含め、二人の2歳児さんが、とてもたのしそうに巻いてくれました。
私は巻き寿司がどうしても上手にできず、緩すぎたり、具が真ん中に来なかったりと、初歩的なところで悩んでいました。
それに酢飯も、本を見て作っても、なんだかしっくり来ない。
そんなとき、生長の家の信徒である、お料理上手な方に、お手製の巻き寿司をいただき、ぜひ教えていただきたい☆と本日、ゲスト・・・というより全面的に助っ人をお願いしました。
有り難いことに、下ごしらえまでほぼしてくださいまして。。。
気になっていた酢飯の配分も教えていただきました。米1合につき、酢は20CC、砂糖は大さじ1、塩は小さじ1強ということでした。私のはどうやら酢が多すぎたようです。これは私のとても好みの酢飯です。具はカニかま、きゅうり、しいたけ、かんぴょう、卵焼きでした。卵焼きは塩とはちみつで味をつけたものだそうです。
私はお吸い物ときゅうりの粕漬けを作り、柿を切っただけでした。
子供たちもとても喜んでいただきました。
炊飯器でごはんを炊いたあと、すぐにスイッチを切って、残った分は冷蔵庫に入れておきます。
そのご飯をどうやってあたためるか、しばらく悩んでいました。
夫は食べ物に細かいことはそう言いませんが、ごはんは加熱しすぎてもいいから熱いのが食べたいタイプ。
わが家は電子レンジは極力使わないようにしています。いろんな理由はともかく、不当に水分が失われる気がして、おいしくないからです。
最初は保存している耐熱のガラス容器のまま、蒸し器にかけていました。
大きな二段タイプの蒸し器です。
しかしこれでは鍋が大きいのでお湯が沸くのに時間がかかる上、ガラスにご飯粒がくっついて、もったいないことこの上ない。
しばらく、炊きたてではないご飯はチャーハンにしていました。
しかしわが家には白いごはんをこよなく愛す人がいて、毎回色つきごはんにはできません。
次のごはんを炊いた炊飯器にしばらく一緒に入れてその「暖」をもらう、というのもやりました。
これは夫も問題ないという見解でした。
しかし、必ずしもごはんが炊けていることは少なく、しかも保温機能をしばらくつけておくってどうなの、と。
そんなわけで、落ち着いたのはこれ。
鍋に置いて使えるタイプの蒸し皿?です。しばらく使っていなかったのを出してきました。
広げたり縮めたりできるので、いろいろな大きさの鍋に対応できます。
このメリットは水が少なくてもよいこと。
手持ちのフライパンにこの皿?を乗せ、ごはんを置いて、ふたをして加熱すればせいぜい3-4分であたたまります。
むしろ水がすぐなくなることに注意でした。
若干水分は多めですが、これならよいと夫が機嫌よくごはんを食べてくれています。
息子が以前から包丁を握って料理をしてみたいと言っていました。
今3歳と10ヶ月。
できないことはない年令です。
子供用の包丁を買おうかと思いましたが、けっこうな価格がすることもあり、果物用のよく切れそうなナイフを買いました。
絵本で、野菜を押さえる手は「猫さんの手」とまなんでいた成果をいかんなく発揮し、「ねこさん、ねこさん」と言いながら、ジャガイモと人参を切ってもらい、カレーを作りました。
市販のいわゆる固形ルウは使わず、動物性成分を使っていない、米粉の粉末状のルウを使いました。
こども向けにするのにいろいろ思案したあげく、ココナッツミルクを大さじ2杯ほど入れています。
牛乳では薄くなりすぎ、ヨーグルトを入れることもありますが、もう一つコクがほしい。
というわけで、こんなカレーが最近は定番です。
お昼ごはんにしらすとごまを混ぜたおにぎりを握りました。
スーパーでニラが安かったので、メーンはニラときのこの焼きそばです。
しかし、足りなそうな気配があったので、おにぎりもというわけで。
丸いちゃぶ台の真ん中に先におにぎりを置いたら、真ん中には手が届かない子供二人が
ぐるぐると周囲を回っていておかしかったです。
しかものりなし。
その代わり、塩だけは普段から精製塩は使わず、自然塩を使っています。
今は新潟・笹川流れの塩。
シンプルな料理ほど真価を発揮する塩です。
材料を育てたり、作ったりした人
流通に携わった人
さまざまな愛を受けてここに食べ物があり、それを大好きな人たちと笑って食べられるということ。
食べることがもたらす幸せというのは、実にシンプルで、そして力強いと思うのです。
1月で2歳になる娘は、しばらく、いわゆるムラ食いが続いていました。
ごはんのプレートのうち、味噌汁をまず飲み、ごはんは食べずに野菜だけつついて、はい(ごちそうさま)、とお皿を返されていましたが、最近食欲を盛り返してきました。
食べるものを見ると
「へへへー」
「うひょひょーー」と走り寄ってきます。もともと非常に感情表現の豊かな人です。
お昼は「おにぎりバイキング」と称して、しらす、しらす・ごま、かつおぶし、焼きたらこのおにぎりと焼きおにぎりを小さくつくり、お皿に並べて好きなものを取らせました。お米をたくさん食べてくれるのが、一番ありがたいです(コスト的にも)。
あーさん、食べる?と聞くと、「うんーー!」と言って満面の笑みで大きく頷くさまを見るのが、母は大好きです。
大人二人、3歳と1歳の小人二人というのに、朝、昼ですでにお米4.5合を消費。
酢飯にするともっと人気で、きょうも夕飯のごはんが足りず、やむなくパスタを茹でました。
幸せな食欲です。
そろそろ使った方がよさそうな小豆があるので、特別なお祝いごとがあるわけではありませんが、実家の父が送ってくれたもち米と一緒に赤飯を炊きました。
赤飯って心が弾みます。
北海道で仕事をしていたころ、コンビニで時々赤飯おにぎりを買いました。
小豆の代わりに甘納豆が入っている北海道の赤飯は甘く、食紅でピンク色に染まっています。
たいていはパソコンに向かいながら片手で食べていたので、違和感は覚えつつも、それが普通の小豆の赤飯と違うことになかなか気づかなかったほど、当時の私は食をおそろかにしていました。
あの甘納豆の赤飯もなんだか懐かしいなあ、と思います。
以前、ある生長の家の先生の講話で、「何があっても赤飯を炊け」とお聞きしたことがあります。
どんなことがあってもこれでよくなる、ますますよくなる、と、神のみを見つめて感謝し、喜びましょう、という意味でした。
そんなことを思い出しながら、「何もなくても赤飯を炊け」でもあるな、などと思いました。(抽象的な意味です)
雨が降っても濡れずにすむ家があり
あたたかい服があり
食べるものがあって
家族がいる。
特別なことはなくても、私たちの毎日はなんてめでたいことなんだろう、と思いました。
久しぶりに料理の本を見ていたら、作ってみたいレシピがありました。
「野菜のヨーグルトカレー」です。
「決定版!基本の家庭料理」(オーイズミ)という本に載っていました。
この本は結婚した直後に買って、時間が有り余っていたころだったので、載っているメニューを片っ端から作っていました。
あらためて懐かしく見てみると、気になるレシピがいくつかありました。
ノーミートなカレーについては、いろいろな変遷をたどってきました。
最初はオーソドックスにお肉をツナに変えて、ほかの材料はそのままのカレー。
ツナはよく出汁が出ます。
そのうちにルウを使わなくなりました。脂っこいうえ、牛脂などが入っているものが多いからです。
タマネギを丁寧に炒めてカレー粉と小麦粉を加える、とか
味はカレー粉がベースで、ジャガイモのすりおろしでとろみをつける、というのもやりました。
しばらくは、米粉ベースでスパイスを合わせた、動物性素材なしの市販のルウ(ほとんどパウダー状)を使っていましたが、これはかなりあっさりしているので、ココアやケチャップなどいろいろいろいろ入れて味を調えていました。そのうち近くのスーパーで扱いがなくなりました(先日また復活してましたが)。
途中、ピーナッツをミルで粉々にしてベースにして生クリームを加えたいわゆる「バターチキンカレー(のチキンなし)」や、あさりやイカで作るシーフードカレーも作りましたが、これは時々の「浮気」という感じで、なかなか本命のカレーレシピにたどり着けていません。
さらに子供が食べられるようになると、子供の味覚に合わせる、もしくは合わせたバージョンを別に作るという課題が発生し、一方で主人は辛い大人カレーを食べたがる、という。そんなカレーに悩む日々(大げさですが)でした。
で、この野菜のヨーグルトカレー。
この手のレシピでは、珍しいことに、魚も肉も使っていません。
材料も一風変わっていて、サツマイモ、ミニトマト、ナス、たまねぎ、ブロッコリー・・・・といったところ。
軽く炒めていきなりカレー粉を振り、ごく少量の水と大量のヨーグルトで煮てしまうという。
味付けは固形スープのもととなっていたので、わが家にある唯一の「素」でる粉末ホタテスープを入れました。
カレー粉がけっこうな量、入るもので、直後に味見をしてこれは大丈夫か???と思ったんですが、決めては仕上げのあんずジャム!
ちょうどいただきもののあんずジャムの残りが、カレーに入れる分くらい冷蔵庫に残っていました。
そして仕上げに蒸し大豆も入れます。
このベストマッチ、さすがプロのレシピ、と思いました。
ところでカレー粉は、ロングセラーの例の赤缶を使ってるんですが、これがぴりりとかなり辛い。
同じメーカーでもっとマイルドなのもあるんですが、こちらは混ぜ物が多いので、赤缶を使ってます。
少量でも子供にはかなり辛く感じられるようです。
今回もとても子供は食べられず、また子供バージョンに加工することも難しかったので、一から子供用を作りました。
主人も気に入って、たどりついたお気に入りカレーレシピ!ととてもうれしいのですが、サツマイモを除き、ほとんど夏野菜を使っているこのヨーグルトカレー。
主にヨーグルトで煮込むこの手法はそのままに、旬の野菜を使って冬バージョンを作っていきたいなぁと思っています。
ウンチクを語りたくなる料理があります。
子供のころ、よく作ってもらったたまごごはんです。
生たまごをぶっかける「たまごかけごはん」とはまた違いますよ。
祖母が作るのはちょっと甘辛で卵がしっとり。
母が作るのはもう少し軽くて、卵により火が通っていました。
使われていたアルミの鍋まで覚えています。
できあがるのをわくわくして待っていました。
そんなことを思い出して今朝、私も作ってみました。
卵を割って、おしょうゆとみりんをIN。
かき混ぜてから少し卵に火が通るのを待って、ごはんを投入。
しょうゆ・みりんの量とごはんを投入するこのタイミングが祖母と母の違いだったのだな、と思います。
写真を撮ろうとしたら、いつもは卵を食べない娘がやってきて、わしづかみして食べ始めました。
今では私は卵はほとんどいただかなくなりました(家族は別です)。
しかしたまごって何かノスタルジーを連れてくる食べ物だなぁと思います。
とてもお求めやすい品物になってしまいましたが、ぜいたく品のイメージがいまだあります。
小学校のとき、とても厳しかった保健室の年配の先生が
「自分の戦時中は卵は10日に1回食べられると奇跡みたいなものだったんですよ。
今は手軽に食べられるけど、1日1個以上は絶対にだめです」と
よくおっしゃっていました。
あの言葉は30年近くたつ今も呪縛となっていて、家族に料理をするとき、卵を使い過ぎていないか注意深くなっています。