おむすびころりん

少し前、姉が子供たちに「おむすびころりん」の本をプレゼントしてくれました。

ポプラ社の「アニメむかしむかし絵本」というシリーズ。

西本鶏介さんの文で、解説によると、長野県伝承の話をベースとしているということでした。

 

子供たちがこの話を気に入っているので、昼に夜に読んでいます。

 

どうしておむすびは転がっていったのか?

なぜよくばりじいさんが猫の鳴き真似をすると、ねずみさんたちは逃げていったのか?→ねずみさんはなぜねこさんから逃げるのか?

息子の疑問は尽きません。

大調和の世界に生きている息子には、猫とねずみの確執は理解できないもようです。

高橋信也さんの絵はデフォルメ気味でとてもわかりやすく、よくばりじいさんはいかにも悪そうな顔。

・・・・と私には映るのですが、

「どうして赤い顔をしてるの~?」(息子)

「アカイネー」(娘)と、二人して不思議そうにしています。

 

私が持っているバージョンでは、よくばりじいさんは、ねずみの持っている小判に目がくらんで、猫の鳴き真似をしてねずみを追い払い、小判を手に入れたものの、地下の国から出られなくなってしまい、息がつまって死んでしまいます。

よくばりじいさんが穴の中で困っているのを、通りがかかった?もぐらが見守っている絵で終わります。

 

ちょっと後味の悪い終り方だなあ、と思いつつも最初はそのままさらっと読んでいましたが、息子が

「このもぐらさんがおじいさんをたすけてくれたよ!きっとそうだよ!」と言うので、我が家ではもぐらさんに助けられたおじいさんが改心して幸せに暮らすという結論になりました。

 

ところでこの絵本には解説がついていて、それによると、

古代の死者による根(ね)の国(罪や災いが捨てられる楽園)は、子(ね)の国、つまりはねずみの国。ねずみは神の使いと信じられていた、ということ。

これだけだとなんだかわかったような、わからないような感じですが、昔の人は地底に別の国があり、それは海の向こうの楽園に通じていると信じていた。

そしてそこと現実世界を行き来するねずみは幸運の使者と信じられていた、とそのような説明でした。

日本の昔話には、日本人の精神性や文化がのぞく、といつも思います。

そのあたりが姉の心を掴んで、この本を贈ってくれたのだと思います。


おむすびころりん」への5件のフィードバック

  1. おぉ~~そう言う意味だったのですね(納得っ)

    しかし、毎回お兄ちゃんには感動しますね!!

    いつか お会いできますことを(祈)

    1. keikoさん

      いつもありがとうございます。
      童話、民話にはいろいろな背景がありますね~。
      悪が出てくるこの手のおはなしを、どう教えたらよいのか、いつも少々悩みます。
      いつかぜひお会いしたいですね~!きっと!(祈)

  2. なおちゃんの手にかかると、絵本の結末まで幸せに変化させてしまうんだー、スゴイな~と感心してしまいました。なおちゃんはきっと、人生もこのように歩んでいかれますね(^^)

  3. MIZUKIさん、書き忘れました。腰と首、良くなられたんですね♪ 治りが早いのはさすがです。良かったです(^^)

    1. emi悦さん
      ご丁寧な、愛深いコメントをありがとうございます!!
      子供のそのままの心に学ぶことが多いと感じるこのごろです。
      はい、おかげさまで首も腰も大したことがなく過ぎ去りました-。
      いつも深いご愛念に心より感謝、感謝です!!!

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